中世寺院社会の研究

下坂 守【著】

2001

思文閣出版

序にかえて、〔山徒の存在形態〕山門使節制度の成立と展開—室町幕府の延暦寺大衆政策をめぐって—、延暦寺における「山徒」の存在形態—その「房」のあり方をめぐって—、中世土倉論、彼岸銭考、〔大衆と惣寺〕中世寺院における大衆と「惣寺」—「院々谷々」の「衆議」の実態—、延暦寺大衆と日吉小五月会(その一)—馬上方一衆出現の契機—、同(その二)—室町幕府の対大衆政策—、〔寺家の構造〕延暦寺における「寺家」の構造、延暦寺千僧供領の研究—室町時代における近江国富永庄の支配機構—、山門公人の歴史的性格—『祇園執行日記』の記事を中心に—、坂本の「寺家御坊」と山科家、〔門跡寺院の歴史的役割〕中世門跡寺院の組織と運営、中世門跡寺院の歴史的機能—延暦寺の場合を中心に—、門跡領の経営形態、付篇(『天台座主記』、『日厳院引付』『即往院座主拝任事』)、むすびにかえて—本寺・末寺関係に見る寺院社会の広がり—、巻末附録、あとがき。

A5判583頁、索引15頁

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第二部[日本歴史]2-12.社寺・宗教史

2 Japanese History 2-12. Shrine, Temple & Religion

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