論争・歴史と階級意識

池田 浩士【編訳】

1977

河出書房

解説—『歴史と階級意識』論争の歴史的意味—、〔生きたマルクス主義とは?〕現実性とユートピア(エルンスト・プロッホ)、マルクス主義に関する1冊の新刊書(ヘルマン・ドゥンカー)、「まえがき」にかえた「あとがき」(カール・コルシュ)、極左派および理論上の修正主義にたいする闘争、コミンテルンの「極左派」とコミンテルンのボリシェヴィキ化(以上グリゴリー・ジノヴィエフ)、正統マルクス主義(ラディスラウス・ルダシ)、ルカーチとそのマルクス主義批判(アブラム・デボーリン)、デボーリン「ルカーチとそのマルクス主義批判」評(イ・カ・ルッポル)、ルカーチの階級意識理論(ラディスラウス・ルダシ)、唯物論的弁証法について(カール・コルシュ)、ジェルジ・ルカーチ『歴史と階級意識』(ヨージェフ・レーヴァイ)、マルクス主義弁証法の新批判主義的および新ヘーゲル主義的把握、現代哲学における弁証法的思考(以上ジークフリート・マルク)、哲学と社会生活(パウル・センデ)、生きつづけてきた本(ヴァルター・ベンヤミン)、『マルクス主義と哲学』の問題の現状(カール・コルシュ)、弁証法的唯物論の新たな発展段階としてのレーニン的段階について(エム・ベ・ミーチン)、「一般的諸問題」覚え書(アントニオ・グラシム)、〔福本イズムと階級意識〕『無産者新聞』の紙面から、『階級意識とは何ぞや』訳者序(水谷長三郎)ほか9編、〔後退戦の軌跡〕議会主義の問題によせて(ジェルジ・ルカーチ)、『共産主義』(N・レーニン)、レーニンの名の濫用(『赤旗』編集部、ジェルジ・ルカーチ)、ブハーリン『史的唯物論』の理論、共産党のボルシュヴィキ化にとって『唯物論と経験批判論』がもつ意義、その判定は安んじて歴史にゆだねよう(以上ジェルジ・ルカーチ)、解題および註。

A5判468頁

日本語 / Japanese

第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General