武蔵大学論集

武蔵大学学会

1956

3(2)

資本制蓄積と土地所有

塙 遼一

古典的形態をとる西ヨーロッパとくにイギリスを基盤とするマルクス理論、すなわち資本が農業を完全にとらえた結果として地代が剰余価値の一分枝として現れる関係、農業における資本蓄積の一般的特質、農業のブルジョア的分解が漸進する旧ロシアを基盤とするレーニンの「表式」、地代が剰余価値の「唯一の形態」として現われる絶対王制下のフランスを基盤とするケネー「経済表」を検討したもの。

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第五部[西洋経済史]5-3.原始産業・土地制度

5 European & American Economic History 5-3. Primary Sector of Industry & Land System