政経論叢

広島大学政経学会

1972

22(1)

14世紀のフランスにおける貨幣変更と国王課税

山瀬 善一

14世紀の財政危機における財政構造を全体的に取り扱うのではなく、近世国家の財政の基礎となる国王課税がどのような過程を経て定着して行くかの視点に立ち、第二の財政危機におけるシァルル五世の貨幣・財政政策に至る間の財源としての貨幣変更と、国王課税の在り方ならびに両者の関連を検討することを目的とする。

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第五部[西洋経済史]5-8.貨幣・金融・保険

5 European & American Economic History 5-8. Banking, Currency, Finance & Insurance