大阪経済大学日本経済史研究所『経済史文献解題』データベース：解題情報

ISBN

9784623084906

書名 (Title)

ハンドブック近代中国外交史―明清交替から満洲事変まで―

編著者 (Author)

岡本　隆司,箱田　恵子【編著】

発行年 (Year)

2019

発行 (Publisher)

ミネルヴァ書房

解題・目次 (Contents)

はしがき(岡本隆司)、〔清朝の対外関係―一七世紀～一八世紀―〕解説(岡本隆司)、清朝の興起と朝鮮―清朝の対外関係の原型―(鈴木開)、日本の「鎖国」と清朝―「互市」関係の構築―(彭浩)、清朝とハルハ・モンゴルおよびジューンガル―清朝の草原地域支配―(村上信明)、清代チベット―一八世紀,チベット問題とは―(柳静我)、露清関係―「隣国」関係の形成と構造―(柳澤明)、理藩院―「蒙古衙門」とその展開―(村上信明)、中央アジアとの関係―清朝とムスリム諸勢力―(小沼孝博)、鄭氏政権と台湾―漢人の移住と海洋国家建設の試み―(彭浩)、清朝と東南アジア―経済的結び付きの進展―(豊岡康史)、｢十全武功」―近現代中国の「領土」の起源―(豊岡康史)、〔西洋との関係―一八世紀～一九世紀前半―〕解説(岡本隆司)、一六～一八世紀のカトリック宣教師―中国国内に生きた西洋人たち―(新居洋子)、ポルトガル・オランダ―マカートニー以前の朝貢使節―(中砂明徳)、マカートニー使節団とアマースト使節団―「天朝」における儀礼問題―(新居洋子)、アヘン問題―世界経済の成立と広州貿易の変容―(村上衛)、アヘン戦争―衝撃とその忘却―(村上衛)、〔条約の時代―一八六〇年代―〕解説(箱田恵子)、南京条約―画期か,継続か―(岡本隆司)、開港場・租界―世界と内地の結節点―(村上衛)、海外移民―「天朝棄民」から華人保護へ―(青山治世)、アロー戦争―懸案の武力解決と外交の転換点―(村上衛)、天津条約・北京条約―結果としての「マグナ・カルタ」―(岡本隆司)、総理衙門―中国外務省の起源―(岡本隆司)、協力政策―列強の新しい対清政策の試みと挫折―(箱田恵子)、天津事件・教案―清朝を危機に立たせる地域住民の暴発―(蒲豊彦)、日清修好条規―近代日中対峙の始まり―(森田𠮷彦)、〔転換の時期―一八七〇年代～八〇年代前半―〕解説(岡本隆司)、台湾出兵事件―高まる日本への猜疑と警戒―(青山治世)、｢琉球処分」と琉球分割交渉―日清関係の転機―(渡辺美季)、在外公館の設置―制度的位置づけと果たした役割―(箱田恵子)、領事設置と華人保護―対日関係と華工虐待への対応のなかで―(青山治世)、グレートゲームの場としての新疆―ヤークーブ・ベク政権の成立と清朝の再征服―(野田仁)、イリ問題・対露交渉―清末対外関係の転換点―(岡本隆司)、清仏戦争と国境画定―東南アジアをめぐる国際政治―(望月直人)、〔日清戦争・日露戦争―一八八〇年代後半～一九〇〇年代―〕解説(岡本隆司)、壬午軍乱―朝鮮史における重大な画期―(森万佑子)、甲申政変と日清天津条約―朝鮮政局の安定へ―(森万佑子)、日清戦争―東アジア国際関係の転換点―(森万佑子)、下関条約・三国干渉―新たな東アジア国際関係の出発―(古結諒子)、利権獲得競争―中国における帝国主義の絶頂と限界―(浅田進史)、変法と対外関係―対外連携策の可否と戊戌政変―(宮古文尋)、義和団戦争―二〇世紀中国の運命を決めた排外運動―(小池求)、通商航海条約の改定(対英,米,日)―財政改革の複雑性―(古結諒子)、日露戦争―否応なしの当事国として―(麻田雅文)、新政と外交制度改革―外務部設置から職業外交官の誕生へ―(箱田恵子)、反米ボイコット―ナショナリズム運動の起こり―(吉澤誠一郎)、〔民国と外交―一九一〇年代―〕解説(箱田恵子)、四国協商―中国外交を制約する枠組み―(小池求)、アメリカの登場―東アジア国際政治への新たなインパクト―(高原秀介)、間島問題―近代東アジア国際政治関係のなかで―(白榮勛)、利権回収運動―外資導入をめぐる政治的対立―(佐野実)、第二辰丸事件―最初の反日ボイコット―(吉澤誠一郎)、辛亥革命―中華民国の成立―(馮青)、辛亥革命とチベット―「五族共和」の蹉跌―(小林亮介)、モンゴル独立―辛亥革命後の例外―(橘誠)、満蒙問題―東アジアの「バルカン問題」―(橘誠)、第一次世界大戦と中国―国内分裂とナショナリズム形成―(馮青)、帝制問題―分裂と介入の本格化―(小山俊樹)、一九一〇年代中国の借款問題―中国をめぐる国際関係の縮図―(平田康治)、パリ講和会議―中国新外交の出発点―(箱田恵子)、国民外交―国民の外交関与の拡大―(土田哲夫)、〔国民革命―一九二〇年代―〕解説(箱田恵子)、山東問題―一九一〇～二〇年代日中関係の焦点―(小野寺史郎)、カラハン宣言と中ソ関係の樹立―ソ連の「プロパガンダ」に裏切られた中国―(麻田雅文)、五・三〇事件―反帝ナショナリズムの高揚―(古瀬啓之)、一二月覚書とイギリスの対中外交政策―イギリスの政策転換と列国協調―(古瀬啓之)、革命外交と中国ナショナリズム―対外強硬策の成果・限界・影響―(小野寺史郎)、反共クーデターと南京国民政府―国民党政権の国際社会への登場―(光田剛)、一九二〇年代の関税問題―ワシントン体制のなかの中国外交―(平田康治)、国民政府と日本―対立の背景―(岩谷將)、満洲事変と国民政府の対応―日中全面戦争への主因―(鹿錫俊)、近代中国外交史年表。

判型・頁数

A5229頁、人名索引・事項索引11頁

言語 / Language

日本語 / Japanese

主分類

第四部［東洋経済史］4-13．政治・法制