9784862850645

宋代地方官の民衆善導論―『琴堂諭俗編』訳注―

小林 義廣【訳注】

2009

知泉書館

本書は、『琴堂諭俗編』(南宋・応俊編集、元・左祥補筆)上下巻の訳注である。内容は、経書や史書から諭俗に関わる理想的な姿や理念像と模範的事例を選び、さらに是正すべき問題状況を指摘して、地方官が直面する当時の郷村社会の実態を伝えている。目次は以下のとおりである。 凡例、はしがき、琴堂諭俗編原序、〔巻上〕父母に孝行を尽くせ(「孝父母」)、兄弟とは仲良く(「友兄弟」)、子孫には教育が必要(「教子孫」)、一族とは仲良く(「睦宗族」)、隣近所とは仲良く(「恤鄰里」)、婚姻は慎重に(「重婚姻」)、服喪の正しいあり方(「正喪服」)、正しい墳墓維持の仕方(「保墳墓」)、本業を大事に(「重本業」)、〔巻下〕真心の大切さ(「崇忠信」)、慎ましい生活を心掛けよ(「尚倹素」)、怒りまかせの争いはやめよ(「戒忿争」)、家庭と財産に注意せよ(「謹戸田」)、隠れた善行を積むこと(「積陰徳」)、友達は選ばなければならない(「択朋友」)、解説、あとがき、索引。

A5160、索引6頁

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第四部[東洋経済史]4-10.社会組織・社会問題

4 Oriental & African Economic History 4-10. Social Problem, Movement & Organization

  • 第四部 [東洋経済史] 4-14. 歴史・その他
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