9784751738108
日本中世奴隷制論
磯貝 富士男【著】
2007
校倉書房
本書の課題と理論的立場、日本中世社会の奴隷制要素評価をめぐる研究史、奴隷制に関する基本的諸概念と本書の課題意識、安良城盛昭氏の日本中世社会論、〔律令国家の解体と私有奴隷制の趨向〕律令国家と貧窮奴隷転落問題、律令国家良賤通婚所生子身分政策と私有奴隷制の趨向、付論 神野清一著『日本古代奴婢の研究』書評、〔日本中世奴隷法の成立と展開〕日本中世奴隷法の基礎的考察―鎌倉幕府法の奴婢規定を中心に―、寛喜の飢饉と貞永式目の成立、寛喜の飢饉と公式の人身売買政策、〔中世奴隷制の再生産構造〕百姓身分の特質と奴隷への転落をめぐって、中世百姓の債務転落をめぐる在地秩序―鎌倉中後期安芸国国衙領周辺地域を素材として―、付論 安芸国在庁官人「田所」氏についての覚え書―正応2年正月23日付文書の性格をめぐって―、付論 飢饉と民衆、付論 債務転落奴隷の「徳政」要求をめぐって、〔中世社会と奴隷制〕下人の家族と女性、付論 正嘉の飢饉と「女子先手売券」について、鎌倉期の百姓―若狭国太良荘と勧心、日本中世社会と奴隷制、付論 元寇・弘安の役における南宋人捕虜奴隷化について、「家父長的奴隷制」概念と本書の立場、あとがき、索引。
A5674頁
日本語 / Japanese
第二部［日本歴史］2-3．中世史
2 Japanese History 2-3. Medieval
- 第三部 [日本経済史] 3-23. 身分・階級
- 3 Japanese Economic History 3-23. Social Position & Class
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