9784903426457

皇国日本のデモクラシー―個人創造の思想史―

住友 陽文【著】

SUMITOMO, Akifumi

2011

有志舎

デモクラシーにとって皇国とは何であったか、〔大衆化社会と名望家支配の限界―篤志家と「世論」の登場―〕放棄される名望家支配原理―篤志家の発見と支配の現代化―、「世論」と立憲制の再編―大衆社会化状況への対抗原理としての「民本主義」―、代議制の危機と天皇主権論―国民代表制を相対化する上杉慎吉の「民本主義」概念―、〔デモクラシーと<市民>化―ナショナリズムの構造とその更新―〕国民社会の更新と<市民>化―大正期の<市民>化構想―、余暇問題と労働者の<市民>化―争点化される都市文化施設―、大衆ナショナリズムの形成とデモクラシー―ナショナリズム・愛国心・<市民>化―、個人主義としての愛国心―与謝野晶子の自我論が包摂する世界市民主義と愛国心―、〔「個人」の創造と戦後日本の形成―国民主権の歴史的前提―〕脱主体化する民主主義―室伏高信の国民主権構想―、個人制約原理としての社会とその「主権」化―近代社会のなかの「戦後」―、個人を創出する国体―イデオロギーとしての「個人」―、皇国のデモクラシーとは何であったか、あとがき。

A5305頁、索引6頁

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第二部[日本歴史]2-9.思想史

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