戦後思想史を読む

峰島 旭雄【編著】

1997

北樹出版

序章・“戦後思想史の方法”と“方法としての戦後思想史”(峰島旭雄)、〔政治・社会・文化〕大山郁夫—「国際政治道徳観念」の希求(黒川みどり)、三枝博音—科学技術と現代社会(滝本往人)、市川白弦—仏教と国家(阿部真也)、梅本克己—マルクス主義と実存主義のはざま(峰島・鈴木千夏)、滝沢克己—〈純粋神人学〉の試みをめぐって(久保紀生)、上野千鶴子—フェミニズムの旗手(柳堀素雅子)、〔思想運動・教育・宗教〕鶴見俊輔—思想の根拠をめぐって(鶴間規文)、林霊法—アンガジュマンの念仏者(鈴木正見)、北森嘉蔵—神の痛みの神学(渡辺明照)、井筒俊彦—宗教とコトバの深みへ(山口明茂)、出口王仁三郎—平和思想と救済観(出口栄二)、廣松渉—〈物的世界像〉の超克をめざして(今本修司)、〔ジャーナリズム・評論・文芸〕長谷川如是閑—官憲と論争しつづけたジャーナリストの戦後(日下部哲夫)、田中美知太郎—古代と現代の視点(梶俊幸)、加藤周一—国際派知性の戦後(清水良衛)、小林秀雄—成熟へのまなざし(越部良一)、福田恆存—「絶対者のまなざし」(同)、吉本隆明—〈像〉の原型を求めて(今本修司)、〔アカデミズム・哲学・倫理〕永野芳夫—プラグマティズムとデューイ研究の先駆者として(長谷武久)、植田清次—アメリカ哲学研究会と分析哲学(小林玄順)、川田熊太郎—比較と相互理解(雪田江美)、西谷啓治—「ニヒリズム」を包み、超える「空の立場」(東儀道子)、武内義範—廻心の論理の探求(司馬春英)、藤田健治—哲学的人間学の探求(臼木悦生)、終章1 戦後思想史—1つの補遺(峰島)、終章2 戦後思想を読む—宗教、倫理、哲学(高頭直樹)、あとがき(峰島)。

A5判238頁

日本語 / Japanese

第二部[日本歴史]2-9.思想史

2 Japanese History 2-9. Thought

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