経済論叢

京都大学経済学会

1957

79(2)

蒙古民族の商業について

伊藤 幸一

元朝の成立期前後において蒙古民族は商業を重んじたが、それは全民族ではなくて、支配的地位にある者であった。それは彼らが奢侈的なものを欲したからであり、したがってその直段は高く、しぜん支配者がそれを買うのに必要な貨幣を入手するために、一般民衆に重い負担をかける結果となつた。

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第四部[東洋経済史]4-5.商業・貿易

4 Oriental & African Economic History 4-5. Commerce & Trade

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