対外関係と社会経済

1968

塙書房

森克己博士還暦記念編文集である。前篇対外関係、後篇社会経済に分ち、多くの論文か載せられているが、そのうちの数篇を摘記すると次のようなものがある。古代外交史上における雄略朝(平野邦雄)、オランダ東インド会社出島商館文書中に存する日本語文書について(山中裕)、新井白石の対外的関心(宮崎道生)日英新条約成立と当時輿論の一斑(稲生典太郎)、令前令後における嫡長子相続制と婚姻年令(高島正人)、保の成立(竹内理三)、国衙機構の一考察(新城常三)、肥前千葉氏について(川添昭二)、本銭返売券の発達について(宝月圭吾)、中世における東大寺領荘園の年貢収納の変遷について(鈴木鋭彦)、初期関東における代官陣屋について(村上直)長州藩成立期の鉱山と貨幣(伊東多三郎)、寛政10年浅川騒動覚書(北島正元)、明治初頭における小野組の生糸貿易と経営機構の改革(宮本又次)、新貨単位“円”制定に関する臆説(山口宗之)、石川県の士族授産(安藤精一)、「教育令」制定と地方自治制度(杉谷昭)、長崎民権運動とプロテスタント(井上忠)、60年の思い出(森克己)。

A5判672頁

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第二部[日本歴史]2-19.全集・論文集

2 Japanese History 2-19. Complete Works, Collected Works & Collection of Essays

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