三田学会雑誌

慶応義塾経済学会

1964

57(12)

18世紀フランスにおける開墾と干拓

渡辺 国広

政府は開墾の助成によって地主勢力の拡充を支持した。しかし一方干拓では地主勢力の抬頭のなかで広く産み落されたマヌブリエの援助をめざした。当時マヌブリエは兼農として群生した。王は干拓でその専農化を狙い、一挙にこれを果そうとした。そして結局これら両者の均衡に絶対政府は経済の安定を狙ったのではあるまいか。

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第五部[西洋経済史]5-3.原始産業・土地制度

5 European & American Economic History 5-3. Primary Sector of Industry & Land System