東洋学報

東洋文庫

1976

57(3・4) 合併号

モンゴル帝国時代のインド洋貿易—特にkish商人の貿易活動をめぐって—

家島 彦一

東西を結ぶ国際交通と貿易の上で、ユーラシア大陸を横断する内陸交通路が重要な役割を果したことはいうまでもないが、インド洋を通過する南海路もそれに劣らぬ交通貿易路であったことに注目し、ペルシャ湾の商業都市kishの支配形態と、そのインド洋における貿易活動について考察し、ユーラシア大陸の南限を画するインド洋世界の果たした役割についても述べる。

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第四部[東洋経済史]4-5.商業・貿易

4 Oriental & African Economic History 4-5. Commerce & Trade

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