戦後日本の精神史—その再検討—

テツオ・ナジタ,前田 愛,神島 二郎【編】

2001

岩波書店

〔戦後精神史の基本構図〕戦後日本における社会科学と人間的挑戦(ナジタ)、現代日本の精神構造(神島)、ポスト・モダンの暗示(H・D・ハルートゥニアン)、「60年安保」の精神史(高畠通敏)、〔戦後思想をめぐって〕戦後思想の見取り図(渡邊一民)、廃虚に立つ理性(ウィリアム・R・ラフルーア)、戦後初期における批判的マルクス主義の運命(J・V・コシュマン)、戦後思想と竹内好(松本三之介)、戦後ナショナリズムの一側面(杉山光信)、科学・2つの文化・戦後日本(ヨウイチロウ・ナンブ)、〔戦後文学を読み直す〕戦後文学から今日の窮境まで(大江健三郎)、1970年の文学的状況(前田)、「悲惨」な島国のパラドックス(ノーマ・フィールド)、誰が決定し誰が語っているのか(マサオ・ミヨシ)、戦後日本における死と詩的言語(酒井直樹)、戦後の戦争歌・喪の戦後歌(山田宗睦)、2つの自殺物語(アラン・ウルフ)、〔社会と文化の変容〕戦後と「近代後」(キャロル・グラック)、戦後日本の国際的な歴史(ジョゼフ・M・キタガワ)、民衆娯楽についての覚え書(鶴見俊輔)、戦後民主主義と日本映画(佐藤忠男)、日本的経営論の位相(三戸公)、戦後における労働組合の「民主化・近代化」(牛窪浩)、〈民衆理性〉の存在証明(栗原彬)。

B6判508頁、執筆者紹介2頁

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第二部[日本歴史]2-9.思想史

2 Japanese History 2-9. Thought

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