考古学の世界
慶応義塾大学民族学考古学研究室【編】
1989
新人物往来社
〔ひと—社会復元・文化系統—〕シリア砂漠ドゥアラ洞窟のネアンデルタール人とその生態(赤澤威)、縄文時代の配石遺構と社会組織の復元(塚原正典)、住居址数からみた遺跡の規模(羽生淳子)、江戸における陶磁器流通について(森本伊知郎)、トカラ列島悪石島における浦祭組織の考察(川崎史人)、銅鼓に関する貴州省地方志資料の検討(市原常夫)、ソロモン諸島と労働交易(棚橋訓)、死者と釣針(近森正)、〔もの—遺物・遺跡・ものからの解釈ー〕先土器時代の土坑(山下秀樹)、遺跡における尖頭器類の製作活動について(古田幹)、東北地方北部の縄文時代早期貝殻文土器について(稲野彰子)、縄文時代中期勝坂式・阿玉台式土器成立期における土器群組成比の分析(小林謙一)、鴻ノ巣貝塚出土の縄文時代後期初頭の土器群(稲村晃嗣)、岩手県9年橋遺跡出土の円盤状土製品について(藤村東男)、亀ヶ岡文化における「異材同形」(稲野裕介)、慶応義塾大学関係の独鈷石について(山岸良二)、土師器の口径変化の意味について(若林勝司)、日間賀島北地古墳群出土のサメ釣針(渡辺誠)、16世紀の漆椀(中井さやか)、出土六道銭の枚数と墓の保存状態(鈴木公雄)、韓国南部の新石器文化と北部九州の縄文文化(中山清隆)、韓国嶺南地方櫛目文土器前期の土器変遷(広瀬雄一)、ポリネシアにおける石器製作の技術(岡嶋格)、マリアナ諸島のgorgeと単式釣り針の起源(高山純)、グァテマラ・コツマルワパ様式の図像研究(杉山久美子・杉山三郎)、〔ひろがり—方法・理論・研究史—〕発掘調査における土壌硬度測定について(阿部祥人)、考古資料の数量化とサンプリング(小澤かおる)、遺跡立地と河川次数分析(桜井準也)、山の上の縄文人(岡本孝之)、レヴァント中石器時代研究の現状と課題(小淵忠秋)、ゲシュルとエン・ゲウ遺跡(小川英難)、フランツ・ボアスとクワキュウトル民族誌(中村孚美)、ネアンデルタール人類(高山博)。
A5判643頁
日本語 / Japanese
第一部[総覧]1-8.歴史一般
1 General History 1-8. History in General