兆民をひらく—明治近代の〈夢〉を求めて—

井田 進也【編】

2001

光芒社

山桃を見るの記(中江丑吉)、解説・リヨンの楊梅(井田)、〔「政治」を超えて〕兆民と政治的なるものの超克(関曠野)、兆民とフランス(小倉孝誠)、兆民と勝海舟(松浦玲)、中江兆民を憶う(宇佐見英治)、東洋のルソー=「自由民権」と「平等」の思想家(山田博雄)、〔もう1つの近代〕明治初期『民約論』諸訳の比較検討(井田)、『維氏美学』と日本近代美術(北澤憲昭)、中江兆民の思想における儒学と自由主義との関係について(劉岳兵)、理学者=「心の自由」と「物質的学説」(山田)、〔ジャーナリストの眼〕議員辞職(坂野潤治)、ジャーナリスト兆民(杉山光信)、兆民と大阪(米原謙)、中江兆民と「差別」(ひろたまさき)、行動するジャーナリスト=「輿論」を形成する言論人(山田)、〔危機のエクリチュール〕兆民『三酔人経綸問答』を読む(宇佐見)、『三酔人経綸問答』を読む(米原)、その後の三酔人(高澤)、文明批評家の真面目=理想家の真面目(山田)、〔101年の夢〕兆民絶筆「文章経国」の行方(山泉進)、「兆民の子」中江丑吉と私(阪谷芳直)、講談「中江兆民」(神田山陽)、反骨の精神をもった自由人(神田紅)、講談「中江兆民」台本(神田山陽)、正理の陳腐・実行の新奇=21世紀の中江兆民(山田)、中江兆民・年譜(同)、編者あとがき(井田)。

B6判502頁

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第二部[日本歴史]2-9.思想史

2 Japanese History 2-9. Thought

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