社会史とは何か

阿部 謹也【著】

1989

筑摩書房

思想史から社会史へ、獄中に映された昭和史、〈自分の中を掘る〉ということ、ヨーロッパ中世に生きた人々の光と影、歴史家はなぜ歴史が書けないか、社会史研究の出発点、ルネサンスを見る目、他の国を理解すること、『全体を見る眼と歴史家たち』、社会史とは何か、過去へ向う心、民衆本『ウーレンシュピーゲル』を読む、カルミナ・プラーナの世界、メルヘンにみる中世人のこころ、ブリューゲルの「逆立ちした世界」、「アイスランド・サガ」の時間意識、中世へのタイム・マシーン、家を越える絆、市営の娼婦宿、火と竈をめぐる民俗、市の匂いに歴史をよむ、中世の巡礼者たち、ギロチン、「トニオ・クレーガー」のダンス教師の周辺、敗戦の日の「魔笛」、ブラームスとハンブルク、あの世で個性はどうなるか、子供の見えない街、匂い、受験の頃、海港のさまざまな営み。

A5判308頁

日本語 / Japanese

第一部[総覧]1-8.歴史一般

1 General History 1-8. History in General