9784585031680
聖徳太子伝と合戦譚
松本 真輔【著】
2007
勉誠出版
序章 本書の視点と研究史の整理、〔『聖徳太子伝暦』と殺生〕『聖徳太子伝暦』の殺生を避ける太子像、殺生を避ける聖徳太子像形成の背景―『聖徳太子伝暦』と無仏法処の言説―、〔蝦夷合戦と聖徳太子の武威〕聖徳太子伝における蝦夷合戦譚の展開、聖徳太子の兵法伝受譚―中世聖徳太子伝と油日神社の縁起との交錯―、〔守屋合戦の行方〕悪役守屋の形成過程―聖徳太子伝における物部守屋像の変遷―、中世聖徳太子伝における物部守屋像―怨霊化する守屋・地蔵の化身としての守屋―、守屋を斬った刀の行方―法隆寺の聖徳太子伝注釈における伏蔵伝承―、殺生肯定理論の系譜と聖徳太子伝―一殺多生説の生成と展開―、〔聖徳太子の新羅侵攻譚〕『聖徳太子伝暦』の新羅侵攻譚―四天王寺の護国思想と新羅に関する言説の展開―、聖徳太子の新羅侵攻譚―輪王寺天海蔵『太子伝』に見る護国的太子像―、海を渡った来目皇子―中世聖徳太子伝における新羅侵攻譚の展開―、むすびのことば。
A5283頁、索引9頁
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