09189491
独協経済
Dokkyo University Studies of Economics
独協大学経済学部
Faculty of Economics, Dokkyo University
2007
83
石油化学工業の成長と成熟―産業政策と国際競争力の視点からの考察―
The Growth and Maturity of Petro-Chemical Industry from the Point of View of Industrial Policy and Global Competition
平井 岳哉
HIRAI, Gakuya
はじめに、石油化学工業の立ち上がりと組み込まれた制約条件(事業の立ち上がりの経緯、通産省による企業の選定、出発原料としてナフサの採用、生産におけるコンビナート方式の採用、1960年代における石油化学工業の国際競争力)、1970年代における石油化学工業の成長を制約する諸条件の顕在化(ナフサ不足の発生、生産過剰状態の発生、ナフサ価格の高騰、公害の発生と環境対策費の付加、コンビナート方式の蹉跌、石油化学製品の貿易変化)、海外事業の展開―日本の石油化学企業の国際競争力を考えるにあたって―(住友化学、信越化学、三菱商事―SHARQ:イースタン・ペトロケミカル―、石油化学の海外事業に成功した3社の共通点)、結論―1970年代までの石油化学工業における産業政策と国際競争力の意味―、さいごに―1900年代の逆転現象と日本の石油化学の国際競争力―。
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第三部［日本経済史］3-12．工業
3 Japanese Economic History 3-12. Industry
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