家族・世帯・家門
前川 和也【編著】
1993
ミネルヴァ書房
—工業化以前の世界から—、家族と世帯、親族と家門—序にかえて(前川和也)、〔家族、世帯、親族へのアプローチ—ヨーロッパ家族史へのふたつのアプローチーイタリアからの視点—(大黒俊二)、スリランカ・タミル漁村の家族と世帯—クドゥンバムをめぐって—(田中雅一)、〔家門と政治権力〕シュメール・ウル第三王朝ギルスの知事と「神殿」上位官職者の「家」(前川和也)、遺言状からみた11世紀ビザンツ貴族のイエ(井上浩一)、「見よ、この種にしてこの草あり」—12世紀北仏貴族の親族・祖先意識—(江川温)、中世盛期ドイツ貴族の家門意識—ヴェルフェン家の事例—(早川良弥)、〔結婚と離別〕ローマ帝政時代の家族と結婚(南川高志)、16・17世紀ポーランドの貴族と平民の結婚(小山哲)、イギリス近世の高齢者と寡婦—「救貧パラノイア」の前提—(川北稔)、中国明清時代における寡婦の地位と強制再婚の風習(夫馬進)、〔財産の形成と相続〕12世紀中頃ジェノヴァの婚姻時の贈与(山辺規子)、近世チューリヒ市の夫婦財産制(三成美保)、夫婦財産契約の法的枠組み—アンシャン・レジーム末期の実務とフランス民法典—(波多野敏)、イスラム法と16世紀サマルカンドの遺産相続(川本正知)、〔家と家族のイメージ〕貝原益軒『家道訓』考—前近代日本の家政の理想—(横山俊夫)、教科書のなかの家族—ナチズムと家族—(佐々木博光)、あとがき(前川和也)。
A5判446頁
日本語 / Japanese
第一部[総覧]1-8.歴史一般
1 General History 1-8. History in General