03868729
人文学報
The Journal of Social Sciences and Humanities ; Jimbun Gakuho
首都大学東京都市教養学部人文・社会系:東京都立大学人文学部
The Faculty of Social Sciences and Humanities of Tokyo Metropolitan University
2010
430
マックス・ヴェーバーと理念型の歴史学
Max Weber and the History of Ideal Types
前沢 伸行
MAEZAWA, Nobuyuki
ヴェーバーの著作の現代歴史学上の意義はアナール派に先んじた心性史の研究であることと「言語論的転回」」であるの立場の二点である、羽入辰郎『マックス・ヴェーバーの犯罪』を巡って理念型からなる歴史叙述と現実との関わり方について、「純粋に歴史的な叙述」である『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の概観、日本西洋史研究における上記著作への評価と「思考実験」としてのヴェーバーの考察、理念型を用いた歴史研究ははたして可能か、歴史研究の客観性とは。
日本語 / Japanese
第五部［西洋経済史］5-12．政治経済思想
5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought