9784784215805
一八世紀日本の文化状況と国際環境
笠谷 和比古【編】
2011
思文閣出版
まえがき―一八世紀日本をめぐる研究課題とその意義―、一八世紀日本の「知」的革命Intellectual Revolution(笠谷和比古)、〔思潮〕江戸中期における擬古主義の流行に関する臆見(宮崎修多)、太宰春臺における古文の「體」「法」重視―古文辞「習熟」論に鑑みて―(竹村英二)、一八世紀日本の新思潮―国学と蘭学の成立―(前田勉)、蘭方医が受容した一八世紀の西洋医療―治療法の根拠と理論展開―(クレインス、フレデリック)、昌益とシェリング―その自然と医の思想―(松山壽一)、享保期における改暦の試みと西洋天文学の導入(和田光俊)、漢訳西洋暦算書と『天学雑録』―楕円軌道論と物体の落下法則の受容をめぐって―(小林龍彦)、〔経済と社会〕一八世紀新興問屋商人の広域的活動とネットワーク―津軽領・足羽次郎三郎の活躍―(長谷川成一)、東北日本における家の歴史人口学的分析―一八・一九世紀の人口変動に着目して―(平井晶子)、江戸書物問屋の仲間株について―出版界の秩序化―(藤實久美子)、江戸時代の日本人は日本をどう発見したか(プルチョウ、ヘルベルト)、〔文化の諸相〕熊沢蕃山の楽思想と一八世紀への影響(武内恵美子)、一八世紀のいけ花―「たて花」「立花」「抛入」の相関を通して―(小林善帆)、大嘗会再興と庶民の意識(森田登代子)、一八世紀における武術文化の再編成―社会的背景とその影響―(魚住孝至)、享保期の異国船対策と長州藩における大砲技術の継承―江戸中期の大砲技術の展開―(郡司健)、〔国際交流〕歌舞伎と琉球・中国(武井協三)、琉球の中国貿易と輸入品―海を越えた唐紙―(真栄平房昭)、一八世紀朝鮮国の儒学界とそれがみた日本の儒学(平木實)、ソウルに伝えられた江戸文人の詩文―東アジア学芸共和国への助走―(高橋博巳)、一八世紀～一九世紀初頭における露・英の接近と近世日本の変容(岩下哲典)、引き継がれた外交儀礼―朝鮮通信使から米国総領事へ―(佐野真由子)。
A5568頁
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第二部［日本歴史］2-10．教学・文化史
2 Japanese History 2-10. Education & Culture
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