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駒沢大学経済学論集
Komazawa Daigaku Keizaigaku Ronshu ; The Economic Review of Komazawa University
駒沢大学経済学会
The Economic Society of Komazawa University
2012
43(1・2) 合併号
産業革命と機械類―労働手段、コミュニケーション手段、そしてコンピューター―
Industrial Revolution and Machinery: Means of Labor, Means of Communication, and Computer
小林 正人
KOBAYASHI, Masato
コンピューターの自然科学的定義と「プログラム制御」、コンピューター史の欧米文献における「機械としてのコンピューター」、機械類(Maschinerie)に関する経済学的議論としての『資本論』、コンピューターが機械であることを否定する議論、「人間の代わりに道具を制御する機構」という成句は作業機(または道具機)の定義であり,機械類の一般的定義ではない、労働手段とは,「自然物を使用価値に加工する手段」である、蒸気機関車や蒸気船,印刷機や電信,時計は機械類であるが作業機ではない、労働手段とコミュニケーション手段との併記とその意義、計算は「自己とのコミュニケーション」であり,計算手段はコミュニケーション手段である、計算手段の機械化の極致としてのコンピューター、コンピューターが汎用の自動制御機械になる:オンライン・リアルタイム制御の実現、コンピューターはコミュニケーション機械の一種である。
日本語 / Japanese
第一部[総覧]1-9.経済史・経営史一般
1 General History 1-9. Economic & Business History in General