史学雑誌

史学会

1956

65(3)

フランス封建王政の時代的下限—コミューヌの法人格性と14世紀前半におけるその没落をめぐつて—

木村 尚三郎

14世紀前半におけるコミューヌの没落はその内部的諸欠陥による自己崩壊であり、そこにおける国王官吏の活躍や国王の態度などに窺われるフランス王権は、「基本的には」封建王政の域を脱していなかつたとして、絶対王政の発現期解明の為の前提を明かにしている。

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第五部[西洋経済史]5-13.政治・法制

5 European & American Economic History 5-13. Politics & Law

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