社会経済史学

社会経済史学会

1979

45(4)

ロシヤの極東政策と樺太久春古丹(クシユンコタン)占拠

阿部 誠士

嘉永6年(1853)の秋、久春古丹を占拠し、翌年春撤去したロシヤの行動を、当時の国際情勢、ロシヤの対外貿易の検討を通じて、ロシアの極東への本格的進出の第一歩と見ず、クリミヤ戦争の段階までは、ロシヤは性急な軍事行動によって中国を硬化させることを極力避けようとしていたためと結論している。

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第五部[西洋経済史]5-13.政治・法制

5 European & American Economic History 5-13. Politics & Law

  • 法制・政治・軍事
  • Law, Politics & Military