フランス封建制度起源論

フュステル・ドウ・クーランジュ【著】 ; 明比 達朗【訳】

1956

御茶の水書房

緒論以下、ローマ帝政時代には軍役義務を条件とする恩給地は存在しなかつた、ゲルマン人のcomitatus(従士の団体)は封建制度の起源であるか、恩給地制度はフランク人のガリア占領に直後成立したものでもなく、又王の土地給与の結果として成立したものでもない、ローマ時代のプレカリウム(precarium)、メロヴァンジァン時代のフランク王国に於けるプレカリウム—俗人の所有地に於けるプレカリウム、メロヴァンジァン時代のフランク王国に於けるプレカリウム—教会の所有地に於けるプレカリウム—メロヴァンジァン時代のベネフィキウム(beneficium)、ガリア人及びゲルマン人の間に行われた保護制、ローマ社会に於ける保護制と托身(commendatio)、フランク王国に於ける保護制と托身、教会、修道院に対する托身、私人に対する托身と保護、王の保護、王の従士 trustis ベネフィキウムと保護制、不入権、の16章より成る。

A5判428頁

日本語 / Japanese

第五部[西洋経済史]5-14.歴史・その他

5 European & American Economic History 5-14. Others