東洋学報
東洋文庫
1979
61(1・2) 合併号
17世紀清期帰属時のハルハ・モンゴル
官脇 淳子
ジューン・ガルのガルダンがハルハに侵入してきたとき、ハルハ王公大会議が開かれ、ロシアに依るべきか清朝に依るべきかが議論され、仏教を崇敬し、風俗の類似している清朝の保護を請うことに決したという我国の通説を批判し、当時ハルハは東西=左右翼に分裂していたこと、左翼はすでに帰属前から清と密接な関係を持ち、ロシアと敵対していたこと、ガルダン侵入時ハルハでは王公大会議を開く余裕のなかったことなどを証明する。
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第四部[東洋経済史]4-13.政治・法制
4 Oriental & African Economic History 4-13. Politics & Law
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