法学研究
慶応義塾大学法学研究会
1981
54(2)
書かれざる政治学あるいはフランシス・ベーコンの方法
菊池 理夫
ベーコンは自然を探究することによって科学全体を革新しようとしたが、そのための方法が新帰納法であった。彼はこの方法をもちいて政治学を確実なものにしようとしたが、政治学における従来の弁証法やレトリックのもつ機能を充分認めていた。この二面性が、彼の方法が厳密な科学へと到達できなかった要因であった点が注目されている。
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第五部[西洋経済史]5-12.政治経済思想
5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought