史観

早稲田大学史学会

1969

80

「社稷の臣」について

柳沢 正弘

社稷の臣という言葉の変質過程を考察したもので、はじめ祭祀によってのみ諸侯との間に支配関係をもつ部族やその首長を意味していたが、やがて支配宗族にその意味を変え、さらに君主の専制支配が完成したとき、国家柱石の臣という道徳的意味をもつようになったとする。

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第四部[東洋経済史]4-14.歴史・その他

4 Oriental & African Economic History 4-14. Others

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