東洋史研究
東洋史研究会
1976
34(4)
イルハンの冬営地・夏営地
本田 実信
13・14世紀のユーラシアを征服したモンゴル族は、その本土においても、占領・支配した中国、中央アジア、南ロシア、イランの地においても遊牧民としての生活を維持し、君主は季節移動をつづけたが、比較的記録が備わったフラグ=ウルスの君主イルハン達の冬営地・夏営地の場所、立地条件などを検討し、モンゴル人のイラン統治上どのような意義をもったかを述べる。
日本語 / Japanese
第四部[東洋経済史]4-14.歴史・その他
4 Oriental & African Economic History 4-14. Others
- アジア・アフリカ
- Asia and Africa