思想

岩波書店

1983

711

転換期における〈構想力〉と〈歴史意識〉—中期フィヒテ哲学の基本問題—

福吉 勝男

カントやシェリングの思想と対決しながら、フィヒテが1800年初頭の、時代の大きな転換期に、どのようにその時代と関わろうとしたか、その中で〈歴史意識)をどう形成したか、そして、このことに構想力や知的直観についての考えの推移がどう連関したのか、これら諸点の検討を通してフィヒテ哲学の基本テーマである人間の「自由」と「自覚」の問題について考察する。

日本語 / Japanese

第五部[西洋経済史]5-14.歴史・その他

5 European & American Economic History 5-14. Others