ケネーからスラッファへ—忘れえぬ経済学者たち—

菱山 泉【著】

1990

名古屋大学出版会

経済学研究への発足—ケネーの『経済表』をめぐって、リカード経済学への傾斜—スラッファのマーシャル批判を介して、スラッファのリカード論—初期利潤論と不変の価値尺度を中心に、マーシャルの均衡理論、マーシャル体系の発展—ピグーの経済分析の再建を中心に、「貨幣的経済」分析の深化—ワルラス・ウィクセル・ケインズ、ケインズ研究事始—ケインズの『確率論』を介して、ケインズの行動仮説と方法論的個人主義、ケインズのマクロ理論の存在根拠、スラッファへの回帰—スラッファによる古典派理論の復位、スラッファ体系の特質—マルクスに対比して、スラッファ体系の自律調整機構—ハイエク批判によせて。

B6判236頁

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第五部[西洋経済史]5-12.政治経済思想

5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought