日本歴史
日本歴史学会
1963
176
冠位十二階とその史的意義
井上 光貞
冠位十二階を、大化改新を経て律令法典に定着するまでの経過をたどり得る実例として、実証することによって、古代日本の国制は、既に大化前代に、遠くは中国に由来し、朝鮮を経由した制度によって一応枠づけられ、律令法の体系的摂取は、この上に重層的に、大化前代の構成体を保存したままおこなわれたのではないかということを論じている。
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第二部[日本歴史]2-2.古代史
2 Japanese History 2-2. Ancient
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