季刊北海学園大学経済論集

北海学園大学経済学会

1993

41(1・2)

ベヴアリッジの失業「理論」と救治策

美馬 孝人

ベヴァリッジの失業論は、失業問題を「産業の問題」として「経済学的」に分析することを試みたもので、分析対象を失業者ではなく失業そのものに求め、全般的失業の存在を否定するが、その理論において、常に存在する失業者という事実の問題を、ベヴァリッジがどのように説明し根拠づけているかを検討する。

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第五部[西洋経済史]5-11.救済制度

5 European & American Economic History 5-11. Social Policy