タイの上座仏教と社会—文化人類学的考察—

森部 一【著】

1998

山喜房佛書林

序論—本論の課題と方法、〔社会的文脈における仏教経典〕タイ人の行動様式と仏教の倫理、文化的媒体としての出家・還俗制度、積徳行為の世俗的・社会的意味とそのイデオロギー的背景、タイ農民の世界観、〔タイ上座仏教の柔軟な適応力—“世俗”への具体的アプローチ〕タイの僧侶と戒律、村落の僧侶たちの見解と戒律の内容規定のずれをめぐる考察、タイにおける仏教とバラモン教(サーサナー・プラームの相互関係に関する一考察、出家の背景、〔政治的・社会的脈絡におけるタイ上座仏教〕タイにおける地方僧院の相対的自律性と国家の宗教的・政治的統合、バンコクの僧院における地方出身者の動向をめぐって、タンマユット派とマハーニカーイ派、“仏教改革者”としてのモンクット、タイの僧侶プッタタートのイメージをめぐって、タイにおける近年の宗教の動向、結論。

A5判501頁

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第四部[東洋経済史]4-14.歴史・その他

4 Oriental & African Economic History 4-14. Others

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