新聞は戦争を美化せよ!—戦時国家情報機構史—

山中 恒【著】

2001

小学館

初めに・国家情報宣伝機構資料へのかかわり、決戦下の新聞新体制、日本に言論の自由はなかった、昭和の幕開け、新聞業界最後の抵抗、満洲事変前奏曲、満洲への侵略開始、宣伝対策と思想対策、二・二六事件によるとどめ、逼迫する日中関係、近衛体制の法的基盤、日中戦争の開始、軍による情報操作と報道規制、情報委員会から内閣情報部へ、内閣情報部は何をするところか、「宣伝方策」の意図するもの、日中通貨戦争の実態、『新聞指導要領』、「支那事変」の戦争目的、日中戦争とインテリ、東亜新秩序声明、心細い経済的背景、ターゲットを英国に、悲しきかな漢奸汪兆銘、まだ新聞の協力が足りない、内閣情報部常務部会、内閣情報部横溝体制の終焉、近衛再登場のからくり、国会による新聞の理念偏向、内閣情報部から情報局へ、日米開戦秒読み開始、大東亜戦争は宗教戦争、でたらめな査閲基準、記事に書かねばならぬこと、サイパン戦と陸海軍相剋、「強力決戦内閣」の登場、時局に対処する新聞非常事態勢、ひたすら国体護持、国体という民族呪文、ポツダム宣言と原爆投下、もめた終戦の詔勅、無意味な最後の悪あがき、新聞の自由とは?〔資料編〕各章関連参考資料。

B6判956頁

日本語 / Japanese

第二部[日本歴史]2-10.教学・文化史

2 Japanese History 2-10. Education & Culture

  • 日本
  • Japan
  • 教育・学術・文化
  • Education, Science & Culture