立教経済学研究

立教大学経済学研究会

2002

56(1)

信用創造論の再検討

小西 一雄

はじめに、預金通貨の創造と預金それ自体の形成との混同、自己資本・借入資本・信用資本、マルクスの預金論、マルクスは預金設定をどのように捉えていたか、預金設定と信用創造の関係、再び「預金通貨の創造と預金それ自体の形成との混同」について、「請求権の堆積」と信用創造は同じことではない、銀行貸出の増大と預金設定の関係および現金準備の役割、不換制への移行の意味と分析の課題、まとめ:社会的借り手の集中と貸し手の集中。

日本語 / Japanese

第五部[西洋経済史]5-12.政治経済思想

5 European & American Economic History 5-12. Economic, Political & Social Thought