宮廷と広場
高山 博,池上 俊一【編】
2002
刀水書房
序文・宮廷と広場—出逢いと創造のトポス(高山・池上)、〔宮廷の諸形態〕中世シチリアの宮廷と王権—権力中枢の変化と多文化的要素—(高山)、イングランド宮廷と「ケルト的周縁」—ロジャ・オヴ・ハウデンに着目して—(有光秀行)、14世紀フランスにおける会計院と王国財政(堀越宏一)、ルネサンス期ハンガリー王国の宮廷(鈴木広和)、〔宮廷をめぐる言葉と儀礼〕宮廷批判の系譜(甚野尚志)、ミュンヘンの皇帝とマルシリオの『小擁護者』(池谷文夫)、なぜイズーは聖ヒラリウスの名にかけて誓うのか?—ベルール「トリスタン物語」v.4201の解釈をめぐって—(藤田朋久)、ユーアルム救貧院と来世の「宮廷」—サファク公夫人アリスとスタナー家—(新井由紀夫)、15世紀フランドルにおける都市・宮廷・儀礼—ブルゴーニュ公のヘント「入市式」を中心に—(河原温)、〔広場と都市の社会的結合関係〕中世都市と広場—シエナのカンポ広場を中心に—(池上)、中世ヨーロッパにおける市庁舎と自治(相澤隆)、近世パリの広場と祝祭—聖ヨハネの火祭りをめぐって—(高澤紀恵)、16世紀ロシアの村の役割(細川滋)、中世ジェノヴァ人の黒海—多元性のトポスとして—(亀長洋子)、あとがき(高山・池上)。
A5判341頁、編者・執筆者紹介3頁
日本語 / Japanese
第五部[西洋経済史]5-14.歴史・その他
5 European & American Economic History 5-14. Others