史学雑誌

史学会

1956

65(8)

中国古代の室について

松本 光雄

春秋初期まで邑の支配者層の中心に存在し、支配者層の一体的行動の中核たる機能を果した「室」が、春秋中期以後新国家機構の成立に際して、それ自体が新なる民の構成単位をなすに至る過程を明かにするととも、その主要構成要素となつた「父」「子」などの性格を分析することにより、中国古代社会構造の解明に一歩を進めている。

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第四部[東洋経済史]4-10.社会組織・社会問題

4 Oriental & African Economic History 4-10. Social Problem, Movement & Organization

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