原田敏明教授退官記念論文集
熊本大学法文学部国史科同窓会
1960
南北朝期の甲乙人
野下 能道
甲乙人の意義の変遷について、南北朝の甲乙人(甲乙人に関する史料、農村の状態について)、甲乙人の位置と意義の3節から成る。結論として、甲乙人とは武力的勢威と商人的性格をもち、ある程度経済的に裕福なものであり、その活動は、京都地方を中心に、社会情勢の不安な時期にいちじるしかったが、とくに新しい村作りの中心になったであろうと述べている。
日本語 / Japanese
第三部[日本経済史]3-23.身分・階級
3 Japanese Economic History 3-23. Social Position & Class
- 日本
- Japan
- 身分・階級
- Social Position and Class